『いちご煮』は、ウニとアワビの汁物で、青森県八戸市とその周辺の三陸海岸の伝統的な料理です。
2022年10月12日に放送された『ホンマでっかTV』で、東京オリンピック金メダリストのウルフアロンさんが、料理男子のベストバイ商品としてこの『いちご煮』を紹介しました。
ウルフアロンさんは、いちご煮の缶詰を温めて器に盛り付けるだけで、豪華な一品になると言っていました。
ウニとアワビの旨みが濃縮されたスープは、ご飯にかけても美味しいとのことです。
また、いちご煮の缶詰は、保存期間が長くて便利だとも言っていました。
■いちご煮の由来は?
いちご煮は、青森県の八戸市や三戸郡階上町で伝わる郷土料理で、元々は漁師たちが作る漁師飯がルーツでした。
素潜りで獲ったウニやアワビを貝殻に詰めて海水で煮たのが始まりとされます。
いちご煮の由来は、いちご煮の乳白色の出汁に、黄金色のウニが瑞々しく映える様子が、ちょうど朝霧に霞む野いちごに似ていることから、いちご煮と呼ばれるようになりました。
大正時代に入ると、料亭の料理として供されるようになりました。
今では、青森県を代表する郷土料理とされています。
農林水産省の主催で選定された農山漁村の郷土料理百選にも選ばれています。
■いちご煮の缶詰はどこで作られてる?
いちご煮の缶詰は、主に青森県の八戸市や三戸郡階上町で作られています。青森県内のスーパーや通販で購入できます。
いちご煮の缶詰は、新鮮なウニとアワビを潮汁にしたてたもので、磯の香りが豊かです。
いちご煮の缶詰は、高級食材を使っているので、価格は1,000円から1,500円ほどです。
ふるさと納税の返礼品にもなっている場合があります。
■いちご煮の缶詰はどんな食べ方がある?
いちご煮の缶詰は、そのまま温めてお椀に盛り付けるのが一番シンプルな食べ方ですが、他にもアレンジレシピがありますよ。
例えば、以下のようなレシピがあります。
【いちご煮缶で電子レンジの茶碗蒸し】
いちご煮缶詰、全卵、大葉または三つ葉、柚子の皮を使って、電子レンジで簡単に茶碗蒸しを作ります。
磯の香りと卵のふわふわ感が楽しめます。
【いちご煮缶詰めのオムレツ】
いちご煮缶詰を卵で包んで焼きます。
ウニとアワビの旨味が卵にしみ込んで美味しいです。
大葉やネギを添えても良いですね。
【いちご煮 缶詰 炊き込みご飯 青ネギと豆】
いちご煮缶詰をお米の炊き汁として使って、炊き込みご飯を作ります。
青ネギや蒸し大豆を加えて栄養バランスも良くします。
いちご煮の具は最後に入れてほぐします。
【いちご煮スパゲッティ】
スパゲッティを茹でて、いちご煮缶詰とキャベツ、玉ねぎを炒めたものと和えます。
ウニとアワビの風味がパスタに絡んで美味しいです。トロ~リ贅沢♪
【生姜豆腐のいちご煮あんかけ】
生姜豆腐(お好みの豆腐で可)に、いちご煮缶詰を水溶き片栗粉でとろみをつけたあんをかけます。
大葉を散らして風味をプラスします。
他にも、サラダやパスタ、グラタンなどにもアレンジできますよ。
いちご煮の缶詰は、様々な料理に合わせて楽しめる万能な食材ですね😊
■まとめ
いちご煮の缶詰は、青森県の八戸市や三戸郡階上町で作られている郷土料理の缶詰で、ウニとアワビを潮汁にしたものです。
いちご煮の名前は、ウニが浮かぶ乳白色の汁が朝霧に霞む野いちごに似ていることからつけられました。
いちご煮は、元々は漁師たちが海で獲ったウニやアワビを貝殻に詰めて海水で煮た漁師飯がルーツで、大正時代に料亭料理として発展しました。
いちご煮の缶詰は、そのまま温めてお椀に盛り付けるのが一番シンプルな食べ方ですが、他にも茶碗蒸しやオムレツ、炊き込みご飯やスパゲッティなどにアレンジできます。
いちご煮の缶詰は、通販でお取り寄せできます。こちらのリンクからご覧ください。